BLOG 日本刀残欠5
おはようございます!ニッパーです。
今日から、やや長めの短パンで出勤しています、
ジーンズはまだ暑そうなので・・
・画像、2本とも、短刀残欠です。
・左の残欠は、銘=國次(くにつぐ)です、平作りの短刀です
やや長めの中子で少し長めの短刀だったのかもしれません、
中子は先の方が錆て朽ちています、ですが、銘は綺麗に残り
なかなか見どころのある残欠です。
・右の残欠は、銘=秀景(ひでかげ)です、鎬づくりの短刀です
古さを感じず、ヤスリ目が少し雑な気がします、もしかしたら
無名の短刀に、後から銘を入れた、偽銘かもしれません、
でも刃の残り具合と、中子のバランスが良くかわいい残欠です。
・説明していませんでしたが、入手直後の残欠は錆がひどいです
又、切断面も、変形していて醜いです、まず、切断個所の変形部分
を峰から金切りノコで切断します、最後の5mm位は硬いので
ダイヤモンドヤスリで切れ目を入れ、折り取ります。
次に、水で冷やしながら、ベルトグラインダーで少しづつ
切断面を平らにしていきます、油断すると刃先が焼けるので
少しづつ冷やしながら少しづつ・・時間が掛かります。
断面が綺麗になったら、錆取です、錆取は、研磨紙、ワイヤブラシ
等は使いません、表面の赤さびだけを落とします、主に
象牙のスティックや、鹿角スティックで錆をこすり落とし
布でふき取るを繰り返します・・時間が掛かりますが
いい錆色を出すには仕方ありません、最後に刀剣油を
塗って終わりです。
朝はここまでにします 閲覧ありがとうございました。